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帰り道、ふと見上げた街灯
小学生の頃
人目も憚らず
輝きの欠片を集めるのに必死で
夏休みともなれば
朝早くから辺りが真っ暗になるまで
泥まみれになりながら
沢山の欠片を両手から零れ落ちんばかりに
集めることが出来た。
いつの日からか
欠片を集めることは
自分の中の関心事ではなくなり
いつの頃からか
欠片の輝きやその存在さえも忘れてしまっていたのかもしれない。
ある時偶然にも欠片を見つけたのは
石垣島の浜辺でだった。
月のない、降り注ぐような星空の下
気の知れた仲間と
買ったばかりの泡盛の一升瓶を回し飲みする
太古の珊瑚ので覆われた浜辺に
寝転がり、見上げると
そこは欠片の海だった
波音を伴奏に僕らは自然と歌を口ずさんでいた
TheBoomの古い歌。星のラブレター
そして思い出す。
小さくても構わない
沢山じゃなくても構わない
でも、欠片を集める気持ち、そしてその存在を
忘れてはいけないのだと言うことを。
そう、この薄汚れた都会にも
沢山の欠片が鏤められている