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会社にあった壁掛け時計
何かの縁で出会った二人が
惚れた晴れたの挙句の果てに
その出会いすら否定してしまう。
この広い地球上で、
二人が出会う確立は限りなく低く
その殆ど奇跡の連続の上に、
かろうじて生まれた小さな欠片。
物語の結末がハッピーエンドでないからといって
文庫本を引き裂かないで!
その物語に出会えた事実。
そこから感じ取った僅かな空気の揺れ。
心に刻み込まれた記憶。
それらこそが今の自分を形成する
大切な欠片なのだから。
結末は誰にもわからない。
ハッピーエンドかもしれないし
バッドエンドなのかもしれない。
過程があるならば結末は不要なのかもしれない。
物語の結末はきっと向こうからやってくる。
自分で終わりを決めることは出来ないんだから。
一度は思った相手のことを
そして
思いを抱いた自分のことを
忘れないでね。
全てが想い出に変わるまで。