街の植え込みに積もった雪
喧騒に包まれた町に舞い降りた、
小さな白い仲裁者達のおかげで、
町は静かで、不浄な生き物達は、
活動する気力を削がれ小屋のなかでじっとしているしかなかった。
仲裁者達に覆われた町は、神秘的で、
つかの間の静けさのなかで、生まれ変わろうとしていた。
この仲裁者達なら私の汚れも浄化してくれるかな?
私が今まで積み重ねてきた汚れも浄化してくれるよね?
一人呟くと涙が零れた。
町は時を待つように静まり返り、
仲裁者たちに包まれ、静かに眠っているようだ。
舞い降りる仲裁者を迎え入れる為に、
ベランダの窓をイッパイに開き
全身に冷気を浴びて、
白い息を吐くと、
部屋に舞い降りた仲裁者達は、大きく旋回しながら、
その姿を隠してしまった。
テラスに出ると仲裁者達の祝福に包まれながら、
男に振り回されて生きるのは、もうやめようと、
仲裁者達の舞い降りる、静かな町の灯りに誓うのだった。